高橋悠治構成・台本・作曲・ピアノによる「トロイメライーー子供の情景(2008)
如月小春原作(1984)によるポータブル・シアター
高橋悠治のピアノと
AYUOのギターがはじまった。
人類という白い仮面と白い地球。
人類は地球を持っている。
如月小春が亡くなって8年も経つのか。
惜しい人を無くしたとひしひしと思う。
この上演の冒頭に出てくる歌「都市」
都市 それはゆるぎなき全体
絶対的な 広がりを持ち 把握を許さず
遠藤良子(劇団黒テント):サキ
鈴木 光介(時々自動):カイ
少し固く無個性に歌う。
せりふも同様。
その昔の劇団NOIZEの頃と比べ、声の出し方が情けない。
これは悠治さんの演出なのかな。
人類は、NOIZEの楫屋一之で、昔風の声なのがいい。
NOIZEを思い出せる。
AYUOの存在感が声において特に素晴らしい。
この劇が都市にしては把握できるのは
中心が子どもをみつめる戯曲にあるからだと思う。
だけど
なんともせつなく感じる。
昔よりさらに子どもを大切にしない社会だから
毎日
やるせないニュースが続いている。
1 件のコメント:
行ったのですね。
私も本番がなければ・・・。
NOISEの楫屋さんの声が昔風というコメントに
ほほぅと思いました。
如月小春に「アングラなんだからぁ」言われていた人ですから。
楫屋さんが腹から出す声を久しぶりに聞きたかったです。
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